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2017-05-04
「”カラーの名前”がありすぎて、カラーリストも良く分かりません」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#176〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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インスタのハッシュタグ検索でヘアカラーを探すと、たくさんのヘアスタイルが出てきます。
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#アッシュ
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#アッシュベージュ
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#アッシュ系カラー
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#アッシュブラウン
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#グレージュ
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#ブルージュ
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#シルバーグレージュ
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etc…
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お客様からたくさん質問頂きます。
、
「今って何色が流行ってるんですか?」
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分かりません。。
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こういったヘアカラーの名前の“境界線”が分からなくなってきてるからこそ、
、
「○○色」と、僕は答えられないんです。
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違いが。
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やっぱり寒色系と言われる赤味のないカラーのオーダーは多いですけどね。
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ウェブ上にはおんなじようなカラーがたっくさん。
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もはや、色の名前なんかなんでも良いんじゃん?
、
と思ってしまうくらい。
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、
これ、カラーリストでも見分けがつきません。
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、
どこからが”アッシュ“で、どこからが”アッシュベージュ“なのか。
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そしてどこから”アッシュブラウン“になるのか。
、
“アッシュ系“と言われる色はどこからどこまでなのか。
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とても曖昧です。
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名前つけたもん勝ち的なところありますよね。
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おそらくお客様もオーダーされる時の気持ちとしては、
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「この色!」
、
というより、
、
「こんな雰囲気の色!」
、
という感覚なんだと思います。
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そこに、落とし穴があります。
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、
これだけ曖昧な色の名前です。
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“言葉“だけのやりとりで、色のイメージが一致するはずがありません。
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それだけでもカバーできるのは、何回も通って下さっているお客様から得られる”信頼関係“のみです。(どんな雰囲気が好きか嫌いか把握できている関係性)
、
ということは、
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色の名前やビジュアルであふれた昨今、
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お客様がカラーリストに伝えるべきこと(カラーリストが知りたい情報)は、
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、
“何色”
、
ではなく、
、
“どんな雰囲気にしたいか?”
“どう見られたいか?”
、
ということだと思うんです。
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ざっくりですが、
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現状よりも明るくしたいか暗くしたいか、
、
赤味がある色なのかない色なのか、
、
どんな女性として見られたいか、
、
イメージに近い写真があるか、
、
屋内にいる時にその色に見えれば良いか、屋外なのか。
、
、
こんなところです。
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、
何が言いたいかというと、
、
、
“目に見える情報だけでやりとりすると、頭の中のヘアカラーは一致しにくい”
、
ということ。
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、
繰り返しますが、
カラーは非常に”曖昧“なものであるということです。
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なんか自分自身、インスタでタグをつけて投稿してってやっている最中に、ふと、「これ何のためにやっているんだろう…?」と、
、
「これって何色なんだろう?」
、
考えてしまったので記事にしました。
、
ウェブ上や誌面で流れている”言葉“や”情報”に揺さぶられると良くないなぁと思う今日です。
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、
何色にするかよりも、”その色がお客様の生活に与える効果“をしっかり考えたいものです。
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はい、終わり〜(^^)
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