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2017-04-05
「”外国の方の地毛”って、何色だと思います?」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#154〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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「欧米人のように…」
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「外国人風○○」
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日本のヘアのトレンドやニーズは、
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いつも”海外“への憧れから生まれるといっても過言ではないかもしれません。
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それほど、外国人の髪質やスタイルは日本人にないものばかり。
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それは、生まれながらに持ってるものが違うといったらそれまでで、
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どうにかして”近づく“ために、メーカーさんが知恵を絞り、美容師が技術や感性を磨き、試行錯誤を繰り返して実現している今日ではないかと思います。
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では、
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多くの方がそんな憧れを抱く”外国人“のヘアは実際のところどんな色なのか。
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なんとなく頭にあったイメージ をひっくり返すことになるかもしれません。
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今日の記事はそんなところに迫ってみます。
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一般の方向けの記事なので、美容師さんはスルーでお願いしますw
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そもそも記事にしようと思ったのも、
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意外にもお客様は、
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外国人は地毛がブロンド(金髪)だと思っていることが発端でした。
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確かに、僕も美容師になるまで”外国人=金髪”みたいな印象がありました。
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ところが美容師になり、実際に外国人の方のヘアを見てびっくり。
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地毛が金髪な外国人の方なんてほとんどお会いしたことがないわけです。
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確かに、日本人に比べて色素は薄く、赤味も少ないため、こめかみ辺りの細く薄い部分なんかは金髪に近い地毛の方もいらっしゃいますし、
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フィンランドやスウェーデンなどの本当に北欧出身の方は、地毛が金髪に近い方もいらっしゃいます。
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しかしながら、
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それ以外の方のヘアはほぼ”暗い色“をしていることがほとんど。
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スペインやイタリア、ポルトガル、フランスなどのラテンの血が入ってる方々なんかは特にそうかもしれません。
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ブロンドのヘアを身にまとっている方は、ほぼほぼ”ブリーチ“をしてその光り輝く美しい金髪を手に入れてるんです。
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その事実を告げた時のお客様の反応は、
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「え!そうなの!?」
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と、驚きを隠せない様子なんです。
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VOGUEやELLEなんかの代表的な洋書を見てみても、一目瞭然。
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写真で見るとこんな感じ。
上から、イングランド、ノルウェー、フランス、スウェーデン出身の方々です。
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皆さん、根元が暗いのを確認できると思います。
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これが、”地毛“です。
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事実、日本人よりも色が抜けやすかったり、クリアなブロンドに到達するのは早いものの、
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その憧れの的となるとブロンドをキープするために、
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日本人よりマメにカラーをしているだけなんです。
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ちなみに外国人のお客様は、
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ご自身のヘアカラーのサイクルをしっかり把握されている方が多く、かなりの確率で”次回の予約“を取られていく方がほとんど。
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月ではなく、3weeks、4weeks、6weeksなど、週単位でカウントしている傾向にあります。
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そこからもヘアというものに対しての文化の違いを感じますが、
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歯医者さんのような位置付けとしてサロンを考えている方がたくさんいらっしゃるということです。
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少し話はそれましたが、
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マメにカラーをしなければならないほど、その地毛の色も含めて、日本人と同じように、外国人の方もご自身のヘアにコンプレックスを抱いてる方が多いんですね。
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そんな方々から見ると、
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「日本人のヘアは黒くてツヤもボリュームもあって本当にセクシーなのに、なぜブリーチなんかするのかしら?」
(毛が細くボリュームが出ないことにお悩みの方がとても多いんです)
、
とおっしゃる方も少なくなく、
、
ほんとうに、”ないものねだり“なんです。
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、
“マメにカラーをしなくても綺麗なブロンドで羨ましい”
、
は、迷信で、
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反対に、
、
“マメにカラーしてちゃんとお手入れしているから綺麗なブロンドでいられる”んです。
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、
人種問わず、
、
“キレイ“を手に入れるためには、
、
それ相応の”投資“が必要なのは、
、
世界共通なんですね。
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次に街でブロンドを身にまとった外国人の方を見つけたら、根元をよーく見てみてください。
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はい、終わり〜(^^)
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