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2017-03-25
「”カラーデザイン”のヒントはどこにあるのか」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#142〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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ヘアカラーデザインの1番のインスピレーションは、”カラーリストの頭の中“ではありません。
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お客様の”ライフスタイルの中“にある。
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そう思っています。
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どんな方なのか、
どんなお仕事なのか、
どんな人間として見てもらいたいのか、
何を表現したいのか。
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デザインソースはそんなお客様の生活に感覚を重ねてみたりすると、
、
自分の引き出しとは比べものにならないくらいのヒントがたくさん隠れています。
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すなわち、
サロンワークにおいてのカラーデザインは、
、
カラーリストだけが創るものではなく、
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、
お客様との”共同作品“なんじゃないかなーと思います。
、
マインドをリンクさせた上で、
、
共に”ベストを見つけていく作業“なんです。
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例えば昨日のお客様。
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もうたくさん通って下さっているダンサーさんです。
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帽子をよくかぶるし、
髪を耳にもかける。
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そしてめちゃ踊る。
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、
「じゃあ帽子を被っても、耳にかけてもかわいいアクセサリーみたいなデザインにしよう」
、
となる訳です。
、
翌日(今日)にイベントで踊る本番を控えていて、衣装はブラック&イエロー。
、
じゃあ配色は衣装にリンクした方が良いよね。
、
と。
、
、
ここまで大枠が決まれば、
デザインも自然と決まってたりします。
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で、こんなデザインが出来上がりました。
大枠を越えたあとの”遊び”の部分はカラーリストの個性ってことになりますね。
、
アクセサリーみたいにしようとか、ちょっとオレンジ入れちゃおっかなぁとか。
、
お料理の最後にひとつまみお塩をふる的な感覚です。
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よく、”お客様に合わせたデザイン“と言いますが、
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それって、
、
“お客様がサロンにいない時にどんな個性を出したいか”
、
“色がその方の個性をどう彩るのか”
、
を一緒に考えることだと思うんです。
、
、
かと言って、
、
「あなたの個性は何ですか?」
、
といきなり直球で聞かれても中々すぐ出てこないものだと思うので、
、
いくつかの質問から、一緒に明確にしていくんですね。
、
、
そうして自覚した個性は、
メイクやファッション、小物、ネイルなど、
、
自分を着飾るもの全てにリンクしてくるものなんだと思います。
、
、
だから、”デザイン提案“は、
、
“ひねり出す“というより、
、
“もうすでにある答えを形にする”
、
という感覚の方が、僕としてはしっくりくるんです。
、
美容師さんにとっては当たり前のようなことを書いた記事かもしれませんが、
、
とあるお客様から、
、
「美容師さんて何を基準にデザインを考えているのか知りたい」
、
とリクエストを頂いたので、書きました。
、
ま、人それぞれですけどね笑
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、
とりあえず、色を楽しみましょう。
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、
はい、終わり〜(^^)
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