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2017-03-08
「ヘアカラーは”1話完結”ではありません。」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#129〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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変な言い方かもしれませんが、
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ヘアカラーって1回じゃ終わらないものなんです。
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少しずつ少しずつ重ねることでしか出せない
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“風合い”
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みたいなものがあります。
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正に伝統工芸の” 漆塗り “のようなもの。
漆塗りって厳密に言うと、1つ完成させるのに30〜40もの工程を踏まないといけないんだそうです。
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この、丹念に色を重ねるって、やっぱり日本人独特の感覚というか、気質なんじゃないかなと思います。
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要は我々カラーリストはヘアカラーを、
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“一話完結“だとは思ってないってことです。
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ずーっと続く物語のような感覚で捉えています。
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もちろん、その一回限りでどれだけベストパフォーマンスができるかというところもプロフェッショナルとして問われる部分なのは間違いありません。
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ただ、この回数を重ねるごとに薬剤の配合を工夫したりして、
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“少しずつ色を紡いでいく”
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ところに、カラーリストとしての真骨頂があると思ってます。
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カラーリストならではの色って聞くと、
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“ハイクオリティで斬新なカラーやブリーチ”
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みたいに思われること多いんです。
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まあインスタとかはある意味”ビジュアルエンターテイメント“みたいに発信してるので、
そう思われるのは嬉しいことなんですが、
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僕らはあくまでも”サロンワーク“を基盤にして、仕事をしています。
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ということは、
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我々カラーリストに問われる、
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“らしさ“みたいなものは、
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一年中お客様のヘアカラーが輝いてる。
気分に合わせて自由自在に変化させる。
他の人にいつ見ても 髪色いいね!って言われる。
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というような “継続した彩り”
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を表現することなんじゃないかなーと思います。
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だから、それがブラウンでもブロンドでも、赤でも青でも紫でも、
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“何色にするか“ってのがカラーリストの腕の見せ所なんじゃなくて、
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いかにしてお客様が生活で “色” を楽しめるかってところを大真面目に考えてるところ が1番の見せ所!って気持ちなんです。僕は。
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ま、もしかしたらそれはカラーリストそれぞれによりけりかもしれませんが、
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少なくともそう考えていないカラーリストはいないんじゃないかなと思います。
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そして、それこそがもう一度来て頂きたい
“1番の理由” かもしれません。
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はい、終わり〜(^^)
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