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2017-03-02
「カラーリストの”目”」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#123〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧ください。
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サロンでカラーをされる時のお話。
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“お客様のヘアをカラーリストがじっくり見ている光景”
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をよく目にされると思います。
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一体何を見ているのだろう?
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疑問に思われた記憶がある方も少なくないはず。
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これ、カラーをする前のいわゆるビフォアを把握する”毛髪診断“なんです。
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“どこが痛いですか〜?”
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“はい、口開けてあーって言って下さいね〜”
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みたいなお医者さんの触診と同じです。
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思い通りの色を出すためには、
何色が必要で何色がいらないのかを判断することが、最も大切なことの1つです。
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先日のお客様のカラーを例に見ていきましょう。
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まず、ビフォアの状態です。
過去に色んなカラーやブリーチをして根元が伸びた状態です。
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ここが本日の記事の1番大切なポイント。
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「何色(なんしょく)に見えますか?」
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根元と毛先で最低2色あることは容易に確認できると思います。
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ですが、
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カラーリストが見ると、
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4色に見えてます。
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きっと厳密にいうともっともっと多くの色が含まれてると思うのですが、
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カラーをする際の診断としては、僕は4色かなぁと。
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分かりやすく図で解説しますね。
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丸で囲った部分で、色が違うんです。
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これは、
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過去に入れたカラーや、その上からブリーチを一回のせた部分、さらにブリーチを重ねた部分と、
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微妙に”状態“が違うからです。
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これを”同じ一色のブリーチ毛“とざっくり診断して施術をスタートしてしまうと、
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この幾重にも重なるカラーの”差”は、一向に同じ状態にはなりません。
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カラーリストはこの違いをカラー前に発見し、施術プロセスをコントロールするんです。
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お客様の中でもカラーリストからお伝えすることがあるかと思います。
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「最初に根元を塗って、時間差で毛先を塗っていきますね」
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など、
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“あれ、毛先まで最初に塗らないんだ”みたいな経験がもしかしたらあるかもしれませんが、
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それはこの毛髪内部の色素の「差」を埋めるため なんです。
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カラーリストの施術プロセスには1つ1つ必ず理由があります。
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“色を繋げる”
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ためには、的確な診断と綿密なプロセスが必要なんですね。
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そうすれば、このお客様のアフターのように”隠れた差”も考慮して仕上げることができるんです。
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カラーをする前の状態を的確に診断さえできれば、
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どんな角度からでもカラーリストは”枠“を捉えることができます。
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“サロンでの時間内でもしかしたらそういった部分を100%お伝えできてないかもしれない”
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これはもはやどこでやっても同じ。
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と思われても仕方ありません。
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僕がブログを始めたきっかけは、そんな普段から”伝えきれていない“こだわりなんかを文字を通してお伝えできたらと思ったことも、そのひとつなんです。
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はい、終わり〜(^^)
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