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2017-02-10
「最強の武器。」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#103〜
TONI&GUY 神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧ください。
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職種問わず、
どんな仕事もハイクオリティなものを提供し続けるために身につけるべき最強の武器とは何か。
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それは、
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「ベーシック」
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基本。基礎。型。
いろんな訳し方がありますね。
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表題を見て特別な裏技みたいなことじゃなくてがっかりした方もいらっしゃるかも思いますw
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これは我々美容師に於いても例外ではなく、
ましてや技術職であればなおのこと。
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業界紙やSNSに発信する激しい攻めきったスタイル(クリエイティブスタイル)は、媒体として、ビジュアルとしての”パフォーマンス“に過ぎません。
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言わば、
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“応用(アドバンス)”
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です。
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しっかりとした基礎の上に築き上げられた
“屋根“のようなもの。
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美容師として、カラーリストとして技術の違いを生み出す部分はそこではなく、
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間違いなく”基礎“の部分なのです。
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歳月を重ねてしっかり確実に積み重ねられた土台は、雨風に打たれてもびくともしません。
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どんなケースに出くわそうと、鍛錬を重ねて獲得したベーシックがあれば、揺るぎない自信を持って対応できるわけです。
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僕がお客様に頂く料金も、仕上がりのヘアスタイルという結果に対してだけ頂いてる訳ではなく、
そうして時間と情熱を投資して身につけてきた、ヘアを美しくするための基礎的な技術に価値を感じて頂けるからだと思っています。
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以下、本日ご来店のお客様の
“ビックチェンジ“のビフォアアフターです。
一見ハイブロンドで特別なことをしているように見えるかもしれませんが、
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これは、
ヘアカラーに於いては“基礎中の基礎”。
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なぜでしょう。
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ブリーチ施術自体は、クリエイティブカラーではないと思うからです。
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僕が幾度となく記事にもしているように、
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ヘアカラーは土台(ベース)作りがそのクオリティを左右します。
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正にその土台を作る技術こそが、
ヘアカラーに於ける”型“なんです。
(もちろんそれだけではありませんが)
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このスタイルの場合は、
ご覧のようにカットも超がつくほどのベーシックボブスタイルです。
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てことは、
カットもカラーも”ベーシックな技術“で作られたスタイルです。
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もちろん、細か〜いところに技術者のキャリアと感覚が生み出す応用が出てしまう部分はあるかと思いますが、
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頼りにしているのはベーシック。
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要約すると、
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ナチュラルなブラウンベースのカラーも然り、アーティスティックなヘアスタイルというのは、
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しっかりとしたベーシックの上にのみ実現できるということです。
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ヘアカラーで言えば、
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ソフトなハケのタッチ
正確なスライス
塗布量のコントロール
顔まわりのケア
ヘアを引っ張る力具合
優しいコーミング
放置時間、
…などなど。
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ついつい派手で華やかな部分で差をつけようといきなり特別なことに手を出してしまいがちですが、
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否。
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特別な技術を身につけるには、
何よりも最初に地道なコツコツとした飽くなき反復練習によってのみ獲得できる、
“ベーシック”
に全力を注ぐべきだとマコッティは考えます。
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お客様の信頼も、そんなしっかりとした”基礎“から得られるのではないでしょうか。
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困った時に最も頼れるのは、
自身の持ってる”型“ですからね。
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それから、いくらでも”型破り“なことをして遊べば良いんです。
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はい、終わり〜(^^)
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