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2017-01-28

カラーリストブログ, スタッフブログ

「やっぱり、”青”は難しい。」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#90〜

TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。


どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧ください。

ついに毎日ブログも90記事

100記事まであと10日です。

やっぱり続けるってことが一番ハードル高いですね。

自分の気分の浮き沈みに関係なく書き続けるのは、まさに”内省“。

鍛えられます。

今日はブログを読んでご来店下さったお客様のカラーを例に、

カラーリスト的にも”創るのが難しい色“について解説。

偶然なのか、最近”ネイビー“のオーダーが続いてます。


これは流行りなのか?

たまたまなのか。

流行りだとしたら、またブリーチ祭りになってくる予感がしますねw

なぜならば、

ネイビー(紺または藍色)は日本人ヘアから創るのが簡単ではないから。

日本人ヘアは、”“と真逆の”“をたっぷり含んでいるからです。

綺麗な青を出すには、その赤を取り除かなければなりません。

そうです、ブリーチ必須です。

この作業が、やる方もやられる方も忍耐力の勝負。

今回はさらに、“黒染め”履歴ありのエクストラロングヘア。

こちらがBefore。


ここから全頭ブリーチ。

もちろん加温などはせずにじっくりコトコト置きます。

ブリーチ後。じゃん。


中間から毛先まで過去のカラーの履歴である若干の”残留カラー“が残っています。

過去のカラーの履歴は本当に予想以上にその後に影響を及ぼすので、気軽な黒染めなんかは注意が必要です。

新生毛と既染毛で状態が違うため、ブリーチによる色素の抜け具合もそれに比例して仕上がりに差がでます。

そこから、その状態の違いに合わせてミックス比率を変えたネイビーを塗布し、さらに濃淡でグラデーションを創ります。

ベースとなる色はブルーブラック。

仕上がりAfterはこちら。


マラソン走りきった感覚です。

お洋服の黄色との相性が抜群でした。


先にも書きましたが、もともと日本人が持っているという色素から離れれば離れるほど、創るのに工夫が必要になってきます。

リスクと向き合う勇気とあきらめない心があれば、やれます。

はい、終わり〜(^^)

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