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2017-01-26
「なぜ赤系の色は色落ちしやすいのか」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#88〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。
どんな人間かは コチラのプロフィール記事をご覧ください。
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“赤系のヘアカラーはやたら色落ちが目立つ”
“バスタオルに色がついた”
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“シャワーで流すお湯に色がついた”
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こんな経験されたことある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
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これ、ちゃんと理由があります。
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「分子」
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って一度は聞いたことあるかと思います。
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理科の授業で習った、あれです。
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こんな形してるやつ。
こいつが大きく関わってるんです。
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そしてこの分子を説明するにはヘアカラーの仕組みを少し説明せねばなりません。
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サクッといきますよ。
読むのめんどくさくなるような難しい部分は省きます。
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まず、カラーリストがお客様の後ろでゴソゴソ準備しているこれ。
カラー剤。
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このクリーム状のカラー剤を毛髪につけると、薬剤の反応で毛髪のキューティクルを開きます。
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んで、薬剤が毛髪の中に侵入し、化学反応を起こして、薬液中に含まれてる”染料“を発色させます。
そして、その毛髪内部で発色した染料の
“分子“と”分子”
がくっつきあって大っきくなり、キューティクルから出られなくなって色素が定着。
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と、ヘアカラーはほんとにざっくり話すとこんなメカニズムになってるわけです。
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ここで話を最初に戻します。
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“なぜ赤系のカラーは色落ちが目立つのか”
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先ほど出てきた”分子“。
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赤系のヘアカラーは、この分子が他の色素に比べると小さいようなんです。
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小さいということは、毛髪内部で発色しやすいけど、キューティクルの隙間から”出やすい“ということ。
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そう、流れやすいんです。
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だから、バスタイムでの色落ちが目立ってしまう。
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これが、赤系ヘアカラーの色落ちが目立つ理由です。
こりゃ物理的にしゃーないですね。
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なんもしなけりゃ当然
“色落ちが目立つ赤系カラー”
で終わり。
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ご安心ください、なんも打開策なしにこんなブログを書くマコッティではありません。
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この褪色の進行を、極限まで抑えてくれる方法が3つ(ほんとはもっと色々ある)あります。
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①ヘアカラーの前後に施す”サプリカラー”
このサプリメントは、例の毛髪内部の色素分子にくっついて大っきくなる優れもの。
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流れやすい小さい赤系カラーの分子も、このサプリの力を借りれば大っきくなれるので、何もしないよりは流れにくくなるんです。
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尚、このサプリカラーはTONI&GUYにてメニュー化しておりますので、お尋ね下さい。
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②カラートリートメント
文字通り、色のついたご自宅用トリートメントです。
赤系ラインナップもあるため、シャンプー後に塗布すれば色を補充してくれます。あら便利。
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③サロントリートメント
カラー直後の膨潤した毛髪を外から保護することにより、色素の流出を防ぎます。
①のサプリカラーが中からなら、このトリートメントはどちらかというと毛髪に膜を作る感覚です。
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ざーっと少し難しい言葉を使わざるをえなかったのですが、
ご覧のようにヘアカラーの原理は”化学“なんです。
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さらに過去の記事でも数回述べてるように、ヘアカラーデザインの理論は”数学“に近い。
詳しくはコチラの記事に寄り道して下さい。
→https://toniguy.co.jp/blog/harajuku_jingumae/?p=4697
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けっこう理系な分野なんです。
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だから、我々カラーの専門家がいるんです。
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何でも聞いてください。
全ての疑問質問にお答え致します。
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はい、終わり〜(^^)
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