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2015-03-20
TONI&GUY LONDON “New Collection”
TONI&GUY JAPAN 原宿神宮前サロンカラーリスト/店長のイワヤマコトです。カラー専門の美容師です。
この度3/15〜19までTONI&GUY London “New Collection”の撮影に参加するため、TONI&GUY JAPAN代表の雑賀とLondonに行って参りました!
‘New Collection”とは…
世界に約460店舗あるTONI&GUYを束ねる本部Londonから、毎年10月に発表される、その年の全世界TONI&GUY共通の「イメージスタイル」です。
10スタイル(メンズ2スタイル含む)のメインビジュアルから構成されたトレンドスタイルは、世界の約7000名のトニガイスタッフからStylist 10名×Colourist 8名選抜され、ファッション、音楽、歴史など様々な要素からインスパイアされて作ります。
こういうメインビジュアル(静止画)と、
その10スタイルがどういうテクニックで実現されるかというスタッフエデュケーション用の動画撮影をします。
雑賀は15年間そのLondon Academyに在籍していたので、ロンドンアートチームメンバーからは「HIDE」の愛称で呼ばれ、かなりのホーム感でした。
スケジュールは二泊と割と詰め詰めな感じでしたが、過去に経験したことがないほど濃厚な3日感でした。
15日の前日ミーティングでは日本に来たことのあるメンバーもたくさんいて、かなりのウェルカム間に救われました。
明日の準備は完璧か?大丈夫なのか!?とプレッシャーをかけられながら、16日、いよいよ動画撮影です。
担当するモデルさんを前に、世界のTONI&GUY Colouristのトップ2であるJo Onile ・Jane Stacyにピッタリマンマークされて、どんな色を出したいのか、それはトレンドに相応しいのか、どんな意味があるのか、どんなイメージを持っているのか?などなど、かなり厳しめにチェックされます。
正にプレミアリーグに来た気分です。世界のトップクラスですからね、当然中々ボールを持たせてもらえないし、自分の主張をはっきり言わなければいけません。
裏話としては、一つ目のアイディアは却下されました。もっとダイナミックさがほしいのと、他のメンバーがやろうとしてることと被るから次のアイディアプリーズ!みたいな感じですww
そして第二案のプレゼン。これはOKが出ました(本当に嬉しかったT_T…)
コレクションはチームメンバーと、良い、良くない、もっとこうした方が良い、最高!などの意見を交わしながら全員で造っていく感じです。
さぁいよいよスタジオでフィルミング。
指示がバンバン英語で飛んできます。
手が震えました。経験値は少なくない方だと思っていたのに、始めて人前に出るかのように緊張しました。。
こんなに余裕がなく、追い込まれる極限状態の仕事は経験した事がありませんでした。頭が真っ白にならないよう必死に正気を保ち、ロンドンに来た意味と、この仕事の大きさを噛み締めるように、そして何よりも楽しもうとメンタルを整え、何とか無事にOKが出ました!!!
そしてこちらは我らが代表Hideの撮影風景。
早過ぎでした、終わるの。流石としか言えません。以前雑賀本人にこれだけは負けない1番自信がある部分を聞いたら、「スピード」と即答だったのを思い出しました。
他のロンドンメンバーもこんな感じでスタンバイしてます。緊張感が伝わります。
こちらのイタリア人のイケメンスタイリストMattia Esposito は僕と同い年で、ロンドンアカデミーを束ねるマネージャーです。遠くにいますが、いつでも僕や家族のことを気にかけてくれます。
自分も負けてられないと、いつでも刺激をもらえる大切な同志です。
ロンドンチーム(イギリス人、イタリア人、ギリシャ人、スイス人、ドイツ人、オーストラリア人 etc…かなり多国籍)でさえ撮影前は緊張しているし、終わった後は分かりやすいほど超余裕あるし、ちょっとピリピリすることもあるし、意見の食い違いでぶつかるし、どこの国もみんな同じ人間なんだなと思いました。
ただ、ロンドンがトップクラスでい続けられる理由というか、もっと日本も見習うべき今回最も強く感じた世界との差…それは……
「絶対に妥協しない」
ですね。
「まいっか」は絶対にありません。
気に入らなかったらとことん納得するまでやる。あのロンドンチームメンバーでさえ、休みの日に前日までモデルさんを自分の足で探しに行っています。
プロフェッショナリズムがハンパじゃないんです。
そうですよね、楽な道や楽なこと、これで良いやなんて仕事してたら、ワールドクラスになれるはずない。その妥協しない仕事を毎日続けられるから「ワールドクラス」なんだなと痛感しました。
JAPANも、負けてられません。
そしてそのワールドクラスのテクニシャン達(イギリスではカラーリストをテクニシャンと呼びます)に囲まれて仕事出来たことが何より刺激になりました。
1枚目真ん中はSiobhan Golden(パステルカラーの神),その横はJo O’neill (Queen of technician),2枚目真ん中はJane Stacy(今回全てに於いて僕をガイドしてくれたTop of technician),そしてその横はJayson Grey(鬼才ファンタジスタ)…と、全員天才テクニシャンです。
そんな神々のスタイルがてんこ盛りのこのNew Collection、発表は10月なので、お楽しみに!サロンでお会いした時にまた詳しくお話し致しまーす^_^
ではでは、撮影日のことはこのへんで終わりにして、次回は「London 2日目」でお送り致します!
なかなか経験できないインスピレーションをたくさん仕入れてきたので、ナチュラルカラーからエッジのきいたカラーまで、何でもご相談下さい!!
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