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2017-09-04
絶景写真!!山頂でまさかの!?富士山に挑む7人のトニガイ侍。後編。 【 ドンピシャ美容師のブログ 】 vol.79
皆様のドンピシャになりたいドンピシャ美容師のブログです〜
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どんなドンピシャ美容師かはこちら→中込プロフィール
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前回の記事はこちら→富士登山トニガイ7人衆 前編
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↓↓↓〜後編〜↓↓↓
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悪天候の為、7合目でご来光を見ることができなかったトニガイ登山部。
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酸素不足や寒さで身体が悲鳴をあげている状態の中、唯一の楽しみであったご来光まで見れず。。
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そのあまりの辛さに心の声が漏れてしまいそうだった。
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心の声「社長、天気も悪いし下山しようか!と言ってくれい・れぃ・・れぃ・・・れぃ・・・・」
という、淡い期待は、一瞬でかき消される。
社長「そろそろ、上を目指すよ」
中村リーダー「行くぞ」
私が念じた祈りは全く通じなかった。
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さすが、鉄人のBOSS。柔術で、体力、精神力、共にかなり鍛えられている。
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そして、上を目指すよ!という社長の言葉に明らかに下を向いたハナムレとは逆に、上を見てキラキラしてる行く気満々の青山サロンスタイリストのイケメンカリキタ。
5:00 am 元祖7合目山小屋前。
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僕達は再び山頂を目指すこととなった。
古姓軍団ヘッド、青山サロンテクニカルダイレクター古姓、同じく古姓軍団副ヘッド、広尾サロンテクニカルダイレクター赤岡は、帰りの車の運転係の為、ここで下山。古姓軍団は私1人となった。
少し霧が晴れてきたので、登山再開。
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登っている最中、僕は思った。
「・・・私は一体・・・何の為に・・・登っているのか・・・」
「・・・なんで・・・こんな辛いことを・・・しているのだろうか・・・」
山頂の10合目まであと3合。だが、時間にすると、おおよそ5時間くらいかかる。
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道中、7合目の次は当然8合目かと思いきや、本7合目だとか、新7合目だとか、元祖7合目だとか何合あるんじゃーーー!っと叫びたくなった。
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8合目も同様刻んできやがる。
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そんな標識を見る度にどっと疲れた。
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標高は3000mを越え、眠らずに登りながら、雨に打たれ、風に吹かれたその結果、、
なるよね。
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だが、朦朧とする中、力を振り絞り、なんとかここまできた!
9:00 am 富士山頂上に到着!!!
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なんとか無事に登りきりました!!
達成感からか皆少し回復。
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と、その時、
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社長「行くよ。」
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そうなんです。ここは確かに山頂で間違いではないんですが、実はさらに上があり、富士山の最高到達地点はさらにここから1時間ほど登ったところにあります。
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前回はそこまで行かなかったので、ここからは未知の領域。
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そんな中、ついにこの男の見せ場がやってきた。
ハナムレタクヤ。
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この男、何と富士山頂でバシッと正装に着替え始めた。
「こいつ、何かする気だ。」
彼の目的・・・それはなんと!!
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富士山頂で準講師になる為の試験を受けるというのだ。
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「なにーーー!!??」
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準講師試験。
TONI&GUYでは、雑誌の撮影や、セミナー、ショーなど、サロンワーク以外の外部活動をする上で、講師資格がないと仕事が振られないのがルール。
そして、その講師試験を受けるには、先輩の外部活動のヘルプで経験を積みながら、サロンでの売上も上げて、シニアランク以上にならないと受けることすらできない厳しい条件。
その条件をクリアしている者のみが試験を受けることができ、さらに、試験では社長含め、現トップの方たちの前でデモンストレーションをし、合格しなければならないという、とても難関な資格テストだ。
現在僕を含めて、厳しい条件をクリアした精鋭講師陣はわずか20名で、そのメンバーで社長を中心に日本全国、そして世界中をグルグル回っている。
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今回ハナムレが挑むのは、その講師資格の1つ前の準講師という肩書き!これに受かるとメインではないが、先輩と一緒にステージに上がれたり、少し仕事がもらえる。
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ハナムレは登る前に、ちゃんと考えていた。
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・酸素の薄い山頂だったら社長も中村リーダーもきっと朦朧としているからチェックがあまくなり、受かる確率が高くなるに違いない。
・山頂でテストを受けることで富士のパワーがもらえるので、受かりそうだし、縁起がいい。
・誰も見てないので緊張しないから受かりそう。
・富士山でのデモンストレーションは気持ち良さそう
・モデルは連れていけないから山頂付近で山ガールをモデルハントしよう。
だった。
これならきっと大丈夫だ。ハナムレは己を信じた。
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2度とこの格好でこの場所で撮ることはないだろうと、無い体力を振り絞り、写真におさめる。
さぁ、ここからが、富士登山のクライマックス!!
雲の上は本当に絶景でした!
火山口周辺もド迫力!
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そして、10:30 am。ついにここまで来た。
この急斜面を登りきれば本当の本当の山頂!!
そして、
トニーアンドガイ登山部、富士山を制す!
なんとも言えない達成感!
こちらが富士山の本当の頂上として知られている剣ヶ峰。ちゃんと文字が書いてあります!
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だが、正確には、
ここが本当の本当のてっぺん!確かにさきほどの石の標識よりちょっと高いし、たくさんお金が落ちてました!
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そうとは知らず、富士の頂を足で踏んでしまった。
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それにしても頂上に着いた途端に天気が良くなったのは、ありがたかった!来た甲斐があるというものだ!
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11:15 am。少し富士の頂上の景色を眺め、浸りながら、お鉢参りで、富士火山口を一周して帰ることに。
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一周している途中、なんか忘れてる気がしたが、その時は思い出せなかった。
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回復した体力が、一周したことで、またHP1まで減ってしまった限界ギリギリの身体。
今度はあの雲めがけてまた下山しなければならない。
「・・・はぁぁ。」
ため息だか気合いだか分からない吐息を吐いて、
下山開始。
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下山写真はほとんど撮れず、無言のまま、歩いた。
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皆、ペースすら合わすことなく、下を向いたまま黙々と歩き、1人、また1人と霧の中へ消えていった。
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そして、気づいたら1人になっていた。
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周りは霧だらけ。道筋はロープ1本。その先は崖。
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「・・・みんなは・・・今どこにいる・・・のだろうか・・・?」
「・・あ・・・」
中込は朦朧としながらも不意にあることを思い出した。
「・・・そーいえば・・・頂上にいた時・・・準講師試験のこと・・・誰もふれなかったな。。」
「・・・あいつ・・・わざわざ・・・正装・・・してたのにな・・・。。」
「・・・相変わらず・・・アホ・・・だったなぁ・・・。。」
「・・・まぁ・・・もう・・・どうでもいい・・・や・・・。」
こうして、ハナムレの第1回準講師試験は不合格に終わった。
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みんなに忘れられる。これは美容師として致命的だ。
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頂上にいた時、誰1人として準講師試験のことを忘れていた。いや、ハナムレという人間自体を忘れていたのかもしれない。
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彼の関西感溢れる体を張った「講師試験ボケ」に対し、誰1人としてツッコミを入れることができなかった。
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富士山頂で酸欠の状態になりながらも、バシッと正装に着替え、講師試験ネタでボケた彼を山頂でツッコんであげたかった。この場を借りて謝りたい。
ごめん。そして、ありがとう。
そんな山頂の出来事が何年も前かのように感じる。
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半端ない眠気に襲われながら、頑張って前を向いてフラフラ歩き、無事にとは言えない身体と精神だったが、なんとか降りられた。
下山の写真は帰りの運転の為、先に降りた古姓軍団がバッチリ撮っていた。
どこでも寝れる古姓総長。流石である。
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14:45 pm。下界に到着。
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頭には「・・・お風呂。。」「・・・眠い。。」「・・・明日セミナー講師だ。。」
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しか思い浮かばなかった。
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日本一の山、恐るべしといった感じでした。
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遠くから見る堂々とした富士山に、いざ身を置いてみると、色々と学ぶことがたくさんありますね。
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それはね、
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「次の日が辛い」
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久々に太陽に照らされ、雨に打たれ、風に吹かれ、寒さに震え、酸欠になりました。
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5合目スタート am 0:55
5合目ゴール pm 14:45
富士山滞在 13時間40分
もう2度と経験したくないですね笑
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でもまたきっと登る羽目になりそうな・・・。
夏の思い出「富士登山」
完
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