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2017-09-03

スタッフブログ

富士山に挑む7人のトニガイ侍。前編。 【 ドンピシャ美容師のブログ 】 vol.78

皆様のドンピシャになりたいドンピシャ美容師のブログです〜

どんなドンピシャ美容師かはこちら→中込プロフィール

お客様 「書いてよー富士山のブログ」

中込 「思い出したくないし、常に朦朧としていたので覚えてないっす」

お客様 「え?できるよね?」

中込 「はい、できます!」

こうして、美容とは全く関係ないTONI&GUYプライベートシリーズ《富士山編》を書くこととなった。



TONI&GUY青山サロンがある246沿いの道路に肩を組んで楽しそうに写真を撮っている七人の侍がいた。

ワクワク感に満ちた顔!テンションはMAX!

が、この先に待ち受けている地獄をこの時はまだ知る由も無い。

2017/8/13/ 21:00 pm

早速、車に乗り込み、目的地に向かう。

向かうは日本最高峰の独立峰《富士山》


TONI&GUYチームは、この日、日本の象徴、標高3776.12 mに挑む!

忙しい日曜の営業後に集まり、夜中から寝ずに山頂を目指すスケジュール。

おじさん予備軍の中込は、万全のコンディションではなかったが、前回登った際に割と余裕だったので、なんとかなると思っていた。

途中、海老名サービスエリアで腹ごしらえをして、富士山付近のセブンイレブンで、飲食料と「棒」を2本購入した。


棒?

富士山に登ったことがある方は分かると思うが、登山での持ち物はかなり重要だ!


(青山サロン中村さんの完璧な登山道具品)

飲食料は勿論、気候変化が激しい為、レインウェアやアンダーウェアは必須!

さらには登山用リュックに、険しい道を登り抜けるトレッキングシューズ、最低限必要なものでも10以上はある。

その中の1つに初心者にはなくてはならないもの!

それが、トレッキングポール(ストック・ステッキ)と言われる、登山杖。


下半身の負担が軽減され、あった方が断然登りやすくなる必須アイテム。

このポールを中込は持っていなかった為、700円するただの木の棒を2本買い、装備を備えた。


コンビニに棒が売ってる時点で登山にはとても大事だということだと思う。

富士山の麓に到着し、各々、登山用の最強装備を見せびらかす。


「よし、さぁ行くぞ!」と気合を入れた時だった。

「クスクス。クスクス。」

ん?

どこからか誰かを鼻で笑う声がする。

「クスクス。クスクス。」

自分が笑われていると気がつくのにはさほど時間はかからなかった。

皆がバッチリと最強装備で来ている中、中込は、


ジム用のパンツとタイツに、弟の着てないジャージと弟の履いてないトレッキングシューズと弟の使ってないリュック、そして、木の棒。

「ごめ、初期装備かよ。」

ドラクエでいう、ヒノキの棒、布の服、天使のブーツ、バンダナくらいの装備でボス倒しに行くようなクソ装備という意味。

確かに他のメンバーよりも明らかに軽装備でイケてなかった。

が、そんな頻繁に山登らないし、誰も見てないし、ここで、お金を注ぎ込むんだったらセミナー用にサリバンのジャケット買った方がいい。と思う中込。

ちなみに、初めて登った時の格好がこれ。



弟の被ってない帽子に、弟の使わないグラサン、弟の着ていない服とズボンに、誰かのグローブ。

だが、ここで注目すべきはやはり「棒」だろうか。

登ってる時に途中で見つけたやつだ。

今見ると、かなり細い。仙人が持ってるようなこの棒で登れたんだからと自信が出るのも無理はない。

まずは、5合目までをタクシーで一気に行く。

上に行くにつれ、辺りが真っ暗になり、険しさが伺える。


横に座っていた初富士山の神宮前サロンスタイリストのハナムレの表情も緊張からか険しい。


0時55分、いよいよ、過酷な富士登山のスタート。


真っ暗な闇をの中をただひたすらに登る。

そして、歩くこと5分。



・・・早くも息が切れる。



酸素が薄い為、この環境に体が慣れるまでに少し時間がかかるらしい。体力のある人でもまずは体が順応するまでは張り切らない方が良い!

決して言い訳ではないですから!

出だしで高山病にならないように30分に1回小休憩を入れて前進して行く。

だんだんと口数が少なくなるトニガイメンバー達。




「・・・あれ?・・・こんなに辛かったっけ?」




ヘッドライトも持っていかなかったので、暗闇と重すぎて逆に疲れる棒でさらに体力が消耗される。

そして、雨も降り出した。写真も撮るどころではない状況。

もう暑いのか寒いのか分からない体感温度。

準備不足にやや後悔した。

 、

途中、青山サロンのダイレクター中村リーダーが僕の前を歩いてくれて、危なそうな岩があったら後ろ向いて照らしてくれながら進んでくれた。

これだよこれ。辛い時に優しいことができるってカッコいい先輩だなほんとに。

そんな先輩の後ろで、中込はコンビニで買った棒が重たくて使いづらいので、さらに後ろにいたハナムレのトレッキングポールを見て、



中込「大丈夫!お前は若いんだから。」



ハナムレ「・・・はい。」



と登りづらい棒と登りやすいトレッキングポールを交換した。

人は、辛い時こそ正直になれる。


ハナムレの表情は、はい!ではなく、明らかに嫌です!だった。

ひたすらに登ること、2時間ちょっと。

やっと7合目に到着。

今回の登頂プランはここ7合目で、ご来光を見て昼前に10合目に着くというトニガイプラン。

別名「弾丸登山」

この弾丸登山はハード過ぎるため、県長が、観光庁にこのプランで登る人達に自粛するように要請したほどの過酷なプランである。

まぁ、夜中スタートで寝ずに登る時点でアホしかやらないプランだが、いまだ人気のスケジュールプラン。

本来であれば夜の21時くらいスタートで頂上でご来光というのが、猛者達のプランみたいですが、営業時間などもあってトニガイオリジナルプランはここでご来光。

弾丸なだけに、初登山の後輩2人はもちろん、皆かなり辛そうだった。

高山病一歩手前で、気持ち悪い中、やっとここまで来た。
ご来光が見れれば、少しは気分も良くなるはず。



皆「よーし!!さぁ来い!!」





皆「・・・。」



皆「・・・真っ白だね。」



トニー&ガイ登山部は、この日、ご来光を見ることができなかった。

気温は5度。辺りは真っ白で、雨に降られ、ビショビショになったところを風が吹く。

真夏とは思えない極寒の寒さで体が勝手に震える。

私は頭の中で念じた。




「・・・社長、帰ろうって言ってくれ。。」




後編に続く。(後編は絶景写真たくさんあります)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


後編の《富士山頂はまるでドラゴンの住処!あの男が山頂でとんでもないことを!?地獄の下山。。》は、明日の夜に。

 
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