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2020-02-06

カラーリストブログ

ヘアカラーを”教える”ということについて

こんにちは。

トニガイのカラーリスト岩屋です。

スーパー久しぶりの文章です。

写真なしのガチ文章。

どちらかというと美容師に向けた記事ですが、

そうでない方も美容師の考えてることが覗けると思います。

さて、ネタは表題のとおり、

“ヘアカラーの教育について”

に言及しつつ自分の今の考えを記しておきたいと思います。

思考は更新されるものなので、とりあえず現時点でのって感じですが。

この記事の結論から言うと、

カラーのスキルと同じくらい、

“カラーを教えるスキル”が大切であり、必要だということ。

というか、カラーを教えるスキルを学ぶ場所が意外に少ない。

オンライン、オフラインのセミナー共に、

自らがスキルを学ぶプラットホームはたくさんあります。

が、その学んだことをスタッフにどう伝えれば良いのかが分からない。

教えたのにできてない。

スタッフの質問に答えられない。

などなど。

自分ではできるのに、なかなか伝わらないもどかしさを感じたり。。

僕もたくさん経験があります。

今思い返すと教える立場としてとても恥ずかしいことばかり。

数年前に僕が見ていたスタッフなんかが読んだら、よう言うわと思うんじゃないかと思います。

ですから、この記事に綴ることは、約16年間のヘアカラーの教育についてトライアンドエラーを繰り返してきた統計に近いかもしれません。

カラーの技術と、

カラーの技術を教えること。

これは違うスキルが必要になるんです。

「ここがムラだね」

「色が繋がってないね」

「スピードが遅いね」

「もっと練習しよう」

仕上がりを見てダメなところを言うのは誰でもできるんです。

僕の考える教育の目的は、

“できないことをできるようにする”

「ここがムラだね」

→ ムラになる理由は? 改善方法は?

「色が繋がってないね」

→ なぜ繋がらないのか。繋げ方は?

「スピードが遅いね」

→ なぜ遅いのか?遅くなることのデメリットは?早くなるための具体的な改善方法は?

「もっと練習しよう」

→ 何をどう練習すれば良いの?

このように、結果や仕上がりに対してのコメントだけだと、できていないところは把握できますが、何が間違ってたのか、どこを改善すれば良いのか、その改善への具体的な強化ポイントはどこなのか?

などを理解しないまま、何をどう直せば良いのか分からないまま、また次のトレーニングに入る。

これは非常に非効率。

昔ながらの感覚そのままに、

数やらないと上手くならないよ。

って先輩が伝えるだけでは、当然スタッフは上手くならない。

なぜなら、上手くなれる教育ではないから。

例えば自転車の練習をするように、物理的な反復練習によって身につけなければならないことがあるのは、避けられない事実です。

がしかし、

カラーに対しての根本的な”考え方”や”理解”は、短時間で教えられると思います(極論ですが)

延いてはそうする目的の再認識もその範疇にある。

その手技の体得と、理論の理解を混同してしまうのが良くない。

原因と結果が必ずある非常に理化学的なヘアカラーを、”なんとなく”で教えたら当然上達は見込めません。

例えば、根元の塗布ムラができてしまった。

という結果に対して、どういうハケの持ち方で、どういうボディポジションで塗布をしたらムラがなくなるのか。なぜそうするとムラがなくなるのか。

まで、理解させてあげられてるかどうか。

なんだと思います。

要するに、

“根本を理解した上での正しい方向に向かう反復練習”

これが伴わないと上達へは結びつかない。

教育とは信頼関係の上に成り立つものであり、またその信頼も”問題解決”を通して構築されるものだと思います。

ここで少し戻ると、

ムラがある。

塗り方が汚い。

などのコメントは、問題解決ではなく、ダメ出し。です。

先輩後輩共に無駄な時間にしないよう、前進ある”教育スキル”も、技術スキルと同時に身につけたいものです。

時間をかけて学ぶもの。

ではなく、

時間をかけて学んだことをいかに短時間で教えられるか。

これが、現代の教育者に求められている

“教育スキル”

な気がします。

「我々の時は…」は我々の時なんです。

今は我々の時ではないんです。

技術の進歩のように、教育も進歩させなければなりません。

はい、終わり~^_^

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