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2017-02-07
僕が美容師になろうと思った理由。後編[くせ毛マスターのブログ]
こんばんは
クセ毛マスター の淺野 卓矢です。
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僕がくせ毛にこだわるのってなんで?←こちらもお読みください。
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[僕が美容師になろうと思った理由。後編 ]
前編はこちら→僕が美容師になろうと思った理由。前編
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昨夜の続きです。
なんとなく美容師になろうと思った僕は、親の反対を押し切れるだけの理由もなく ただなりたいの一点張り。
ここから、親は反対どころか 最終的に応援してくれるまでになることをしていきます。
それは、僕自身の美容師になる本当の理由も見つけさせてくれました。
今日は、高校入学後のからのお話しです。
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アルバイト生活
4月に入学して1か月後には、アルバイトを始めます。
たしか校則では、アルバイト禁止でしたが・・・。
バイトの登竜門 コンビニで
さらに2か月後には 和食屋で
入学 半年もたたないうちに、2つバイトを掛け持ちで週3日早朝にコンビニのあと学校。
週4~5は、放課後は和食屋で。週1で社会人サッカー。
ていう今思っても、人生で一番ハードな時期を過ごします。
もちろん、学校はちゃんといってましたよ。ばれないように、提出物も完璧に、テストも問題なくと。
なんかそういう要領だけはよかったようです。
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美容室でなく理容室でアルバイト
高校2年にもなると、本格的に進路に動き出します。
一念発起した僕は、
当時、町ではおしゃれだった理容室で
美容師になりたいのでバイトさせてください と門をたたきます。
田舎には おばちゃん美容室がほとんどでしたからね。
おしゃれな理容室にいくのが、かっこいい男だったのです。
女性のお客様も多い理容室だったので まずはここでバイトだ。と思ったわけです。
この理容室アルバイトは、卒業まで続けます。
あっ、コンビニの早朝週3日も卒業まで続けましたよ。
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無茶ぶりの連続 理容室アルバイト
昔は従業員がいたのですが、僕がバイトはじめたころには、もういませんでしたので
店長一人の理容室です。
いま思うと むちゃぶりの連続です。
シャンプー教えてもらうのなんて、
ウィッグ抑えといてと言われ、一度洗い方みせてもらったら
おもむろにシャンプー台に寝る店長
「じゃぁ 洗って」
えーーーーーーーー
できるわけねーじゃんってね。
こんな感じですよほんと。
どうやってシャンプー覚えたのか 今思うと不思議なくらいです。
ここでのバイトは、
学校が終わり次第、理容室へ
シャンプー、掃除をして、最後のお客様終えるまでに閉店作業を終えるっていう流れ。
一連の流れと要領よく仕事することをほんとに覚えさせてくれた 大恩人の店長の理容室です。
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気づいたら、理由がすらすらと
冒頭で書きましたが、なんとなく美容師っていいなーと思っていた僕は、アルバイトの経験でかけがえのないものを得ました。
ある時、なんで美容師になりたいか 話さなくてはいけないシチュエーションにであってしまうのですが、その時に、びっくりするくらい自然と勝手に言葉が出てきたのです。
2年間という間、続けたおかげで、僕の中には溢れる思いが生まれていました。
「美容師になりたい」
この言葉に対しての理由がしっかりと生まれていたのです。
そして変わったのは僕だけでなく両親も美容師になることを認めてくれるようになっていました。
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あの子今日はいないの?
お客様の何気ない一言です。
毎日のように、アルバイトをしていた僕は、いつしかその理容室にいるのが当たり前になっていました。
シャンプーしてマッサージしてブローする。
そんな流れをしているのですが、本業が高校生なもので、昼間はいないのです。
夕方からの男。土日の男。
そんな感じです。
そうしていると
お客様から
「あの子今日はいないの?」「マッサージ楽しみにしてたのに」
とかそういった声を店長伝いに聞かせてもらえるまでになっていました。
自分が必要とされている。
この瞬間、僕は世界中で、ただ一人の人間になれたのです。
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100円の価値
またある時には、いつものようにお会計を済ませたお客様が さっと僕を呼び
「ジュースでも飲みな」
と100円を僕に渡してくれました。
お会計とは別に お金を頂く。
日本で、しかも田舎ではチップなんてほぼ皆無なのが当たり前のなか、わざわざくださった100円。
この100円は それまでの人生で最も 価値があり重い100円でした。
人に喜ばれることをして、評価され、お金を頂く。しかも払わなくてもいいお金を。
こんなに嬉しいことは他にはない。 この仕事を 本当にいいな と思った瞬間でした。
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今この瞬間、世界中の人間の中で1番になれる。
アルバイトの中で得たものは、かけがえのないものでした。
高校までのそれまでの人生は正直、僕にとっては悔しさの連続でした。
勉強もスポーツもそこそこできたのですが、何においても1番になれない そんなジレンマを持っていました。
小学校では生徒会副会長、中学でのサッカーでは副キャプテンというのが すべてを物語っています。
そんな中、この仕事なら、その瞬間で僕が世界中の誰にも負けていない 1位になれる。そう感じさせてくれた仕事だったのです。
美容師になって、お客様に指名され担当する。
この瞬間は、お客様にとって世界中のどんな人よりもあなたにやってもらうのが、一番きれいになると思っていただいてるのです。
そんな仕事を一生続けていけたらいいな と思い美容人生の本当の意味でのスタートラインに立ちました。
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最後に
改めて自分の原点を思い返すことで、懐かしい記憶と同時に、この仕事の対する思いを見直せてよかったなと書いてみて感じています。
今、僕がやっていかなきゃいけないことは
世界中のどんな人よりもあなたにやってもらうのが、一番きれいになると思っていただお客様が、次も、またその次も そう思って頂けるようにしていくことです。
望まれるなら願わくば、一生お付き合いできることを目標に美容師の日々を過ごしていきたいと思います。
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最後 までお読みいただきありがとうございます。
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