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2020-06-27
魔が刺す
こんにちは!青山店スタイルディレクターの米川あやです。
去年の9月に、日光東照宮へ行ってきた時のことです。修復が終わったすぐ後でとても美しい…。私は立て看板や説明書きを読むのか結構好きです。
なぜこの建物はたったのか、造った時はどういう時代だったのか?いにしえに想いを馳せます。
さて今回は立て看板の最期に興味深い事が書いてあります。
「背面にある地紋が逆さになっている”魔除けの逆さ柱”は、物事は完璧だと、かえって魔が刺すとの考えから、故意に形を崩したものです」と…
これは大変興味深い!
人は完璧を求めながら多かれ少なかれ生きていると思います、それぞれの尺度で完璧を求めて。
でも、完璧を達成してしまうと「魔が刺して」しまう…。
昔の人も「魔が刺して」いたんですね。現代人よりよほど自分を律する力が強かったであろう昔の人々もしっかり「魔が刺して」いた!
だからこその啓発的な意味や戒め的な意味を建造物にまで落とし込む昔の人の粋な事!
そういうことを考え、昔に想いを巡らせるのが楽しいですね!
さて、「魔が刺した」事ありますか?
私は沢山ありますよ。小さい時からずっーと。お客様用のお菓子に手をつけちゃだめと言われたのに、誰もみてないからついふら〜っと。
「魔が刺し」ました。反省…
たくさん「魔が刺して」怒られて反省して、痛い目みて、勉強して、学んで。
それで人は成長するんだと思います。
若い時に「魔を刺す」事しておかないと、大人になってとんでもない事しでかす人いますよね。
経験不足が招いた取り返しのつかない事。
若いうちは「魔が刺し」ます。それをどう年長者が導くかです。
こんな立て看板の説明から、結局は人材マネジメントに結びつけてしまう…
店長を7年やってました。ので、職業病ですね、笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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