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2019-03-11
本当は危険『黒染』
こんにちは、今回は皆さん一度は経験したことあるのと思います、黒染についてお話しさせていただこうと思います。
テクニカルディレクターの古姓直樹です‼️
黒染ってとても簡単で薬局の薬とかでも手軽に出来ると思われがちですが、染めた経験がある方でこの様な経験はなかったですか?
次に明るくしようとしたら、赤味が取れない若しくは明るくすらならない
深緑みたいな色になってしまっ
なぜか不自然に見える
等、まだ沢山あるかと思いますが、それには理由があるんです。
先ず一度髪の毛を暗くすると明るく出来ないという話などを聞いたことがあると思いますが、そんな事はありません!
その原因は使用する薬剤に原因があるんです。
薬局等で扱っている黒染の薬と美容院等で扱っているカラー剤は似ている様で、大きく違います。
薬局の薬剤は手軽にミスなくどの様な髪の毛にも対応できる様に設計しています。
その為、薬剤をとても強いアルカリで反応させる必要があります。
簡単に説明すると、美容院のカラー剤と薬局のカラー剤の違いは薬剤の中にある色素の大きさに違いがあります。
薬局のカラー剤は強いアルカリで化学反応させて髪の毛の中で、色素の入り口になる部分より色素をとても大きくして外に出づらくさせます。
簡単に短時間で染められるのですが、代償としてもう二度とその色素は完璧には落ちなくなります。
それに伴い、大きな色素は例えるならば石ころを袋の中に沢山入れてるような感じなので、色素と色素に隙間は出来て髪の毛の艶が出づらくなり
、当然髪の毛もガシッとしたごわついた仕上がりになってしまいます。
それに対して、美容院で扱っている薬は、小さい色素で、色素の量を増やして密度を上げて染めていきます。
染める際に色素の入り口になるキューティクルを傷つけずに染めます、合わせて小さい色素で密度を上げる様に染めますので、艶も出て髪の毛もしなやかに仕上がります。
そして後から色素も髪の毛を傷めずに明るくすることも可能です。
他にも色々とあるのですが、黒染はとても難しい技術ですので、出来る事ならば美容院に行く事をお勧めします!
最期まで読んでいただきありがとうございました!
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