「カラーの褪色を抑えるために”カラーリストが出来る工夫”」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#133〜

TONI&GUY神宮前サロンカラーリスト店長の岩屋です。

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どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。

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カラーをされる方なら誰もが抱えるであろうお悩み。

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“褪色”

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これは、カラーリストにとっても永遠の課題かもしれません。

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結論からお話ししますと、

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残念ながら、褪色を0にすることはできません。

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どうしても色素は少しずつ流れてしまいます。

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ということは、

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“いかにして褪色を抑えるか”

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ということが論点になってきますね。

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褪色を極力抑える工夫は２つあります。

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“カラーリストが出来る工夫”

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と、

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“お客様が出来る工夫”

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です。

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そうです、これはカラーリストとお客様の共同作業なくして褪色防止の実現はありえません。

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全部語ると長くなるので、

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今日は”カラーリストが出来る工夫“について記事にしたいと思います。

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褪色を極力抑えるために何気なくカラーリストが工夫していること(カラーリストによってその方法は様々かもしれませんが)。

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それは、

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①薬剤ミックス

何百種類とあるカラー剤の中で、一際色持ちに長けている”スグレモノ“がいます。

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“白髪染め”

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です。

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白髪染めはその他カラー剤に比べて、濃い染料が配合されています。

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だからあんなに真っ白な白髪達をしっかり染められちゃうんです。

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その”濃い染料“を利用し、ちょびっと混ぜたりすると、色の定着は格段に良くなります。

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アリかナシかは諸説あると思いますが、

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これはお客様の肌感覚で実証済みです。

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僕はお客様が実感してくださってるなら、全部正解だと思う派です。

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②放置時間

カラー剤をヌリヌリした後に訪れるあの

“放置時間“。

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時に30分以上待った経験がある方も少なくないかと思います。

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お客様にとってあまり心地良い時間ではないかもしれません。

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それはもう重々承知した上で、

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それでもある一定の時間以上短く出来ない理由がちゃんとあります。

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カラー剤が髪の毛内部に浸透し、色素を完全に発色させるために”必要な時間“がちゃんとあるんです。

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それを早く終わらせたいがために5分や10分とかで洗い流してしまうと、

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完全に色素が結び付く手前でカラーを終えてしまうことになり、

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数回ご自宅でシャンプーしたら色も流れてしまった…。

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なーんてことにもなりかねませんよ。

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「あと5分置いていきますね」

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などの声をかけられることがあるかと思いますが、

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その”プラス5分“、それこそが色持ちに非常に大切だったりする訳です。

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③シャンプーブースでの”乳化”作業。

放置時間も終わり、いざシャンプーブースにへ。

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横になるやいなや何やら流さずに頭をモミモミされ始めた。

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こんな経験ありませんか？

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これも無駄なことではなく、

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水分をカラー剤と混ぜることで、カラー剤に含まれる色素分解物質を毛髪内部から揮発させる効果があります。

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その証拠に、その乳化作業を始めたとたんにツーンとする匂いがし始めます。

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カラー施術中にもこのツーンする匂いを感じることもあるかと思いますが、

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この少し刺激がある匂いこそが、その成分が揮発している証拠。(成分名に触れるとやたらと化学的な長ったらしい記事になってしまうので、そこには触れませんw)

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この乳化作業が不十分だと、内部に余計な成分が残り、生活の中で知らず知らずの内に少しずつ”色素分解“を初めてしまうのです。

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それこそが、褪色って訳です。

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④炭酸泉

上記の色素分解成分をさらに除去できるもの。

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それが”炭酸泉“です。

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乳化作業が終わり、炭酸をいっぱい含んだお水で流すことでその余計な成分をさらに除去し、褪色防止へと導くことができます。

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と、このようにお客様にとって

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“見慣れてるけどなんでそうしてるのか知らない光景”

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って意外に少なくないですよね。

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これは完全に美容師の責任。

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カラーリストの作業１つ１つには必ず”意味“があります。

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そして、”できる限り褪色を最小限に抑える工夫“、

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または”褪色しても綺麗なカラー“をいつでも全力で狙っています。

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ちょっとした違いや手間で、劇的に変わってしまうのがヘアカラー。

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言葉や文で伝えなければ中々伝わらない部分かもしれませんが、

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僕は、そんな”見えないところ“へのこだわりも含めて、お客様から料金を頂いているものだと思っております。

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次号は、
褪色を抑えるために”お客様ができる工夫” を書きまーす。

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はい、終わり〜(^^)