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2017-08-06
「”黒染めをダメージレスにきれいさっぱり抜く方法!!”…なんて夢みたいな技はありません。」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#221〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリストの岩屋です。( @makoto_tgjp )
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どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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美容師が100人いたら、
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おそらく95人は口を揃えて言うはず(たぶん)
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“黒染めをダメージレスにきれいに簡単に抜ける方法があったら知りたい”
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と。
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そして一般の方々にも、過去に黒染めをして失敗したことがあるという体験談も少なくないんじゃないでしょうか。
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安易に黒染めをしてしまった方のSOS的なオーダーも過去にもたくさんありました。
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時間をかけて治し、必ずお伝えすること。
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「これだけ時間もお金もかかってしまうので、黒染めやめましょうね(^^;;」
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そりゃそうです。
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ヘアカラーがとっても難しくなるんですもの。
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そして、お客様のメリットが多くないからです。
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過去にも似たような記事も書いてますし、
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同じような発信をしている美容師さんもたくさんいます。
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でも、これは何度だって伝えます。
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以後、ヘアカラーで楽しみたいという気持ちが1mmでもあったら、
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気分を変えたいという安易な”黒染め“はオススメしません。
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やむを得ない場合はもちろん仕方ありません。社会や学校には色々な事情があることも分かっています。
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法律で決められてる訳じゃないし。
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それにしても、
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未だに、
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“黒染めの効果とその先に起こる事態“
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を、知らない一般の方は多いんだと思います。
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もちろん、
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仮に黒染めしちゃってたって、
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思い通りのカラーを実現する最大限の努力をします。
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あきらめません。
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そして、
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“黒染めがダメージなしで綺麗にぬけます”
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みたいな夢のような薬が出てくることをとっても楽しみにしています。
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メーカーさん宜しくお願い致します笑
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それは置いといて、
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現実と向き合いましょう。
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では、どう黒染めをやっつけるかというと、
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“にらめっこ“
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しかありません。
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抜けるまで抜く。忍耐勝負。
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しかありません。
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今んところ。
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こんな感じで。
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ただこれ、
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お断りするケースがないかと言ったら、そうでもありません。
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なぜなら、
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黒染めを脱色するには、
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ほとんどの確率で
“ブリーチ”
がやっぱり必要になるからです。
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ブリーチをしてしっかり黒を取り除ければ良いのですが、
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黒染めにより残った色素を取り除く前に、
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ヘアのコンディションが深刻な状態になってしまうのであれば、
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それは本末転倒な訳です。
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そんなケースから、これは止めた方が絶対にお客様のためになると判断すれば、
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お断りします。
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もう一度言います。
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基本的には、ご希望を叶えることに全力を注ぐスタンスです。
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ですから、
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全力を注いで黒染めと闘った上で、
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“可能な色”
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をお伝えするようにしています。
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もしくは、
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回数を重ねて理想に近づけていくプランをご提示します。
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まぁそんな感じで、
黒染めは、カラーリストの天敵なんです。
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延いては、思い通りの色にできないストレスを抱えるという、お客様の天敵にもなってしまうんです。
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だから、オススメしないんです。
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あきらめなければ黒染めとの闘いに勝てることもありますが、
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やむを得ない場合を除く、
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“気分”
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による黒染めは、一旦担当の美容師やカラーリストに必ず相談しましょう。
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怪我をした患部に勝手に手を加えてしまい、治すために大きな手術が必要になる。
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と、考えてください。おそろしいですね。
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最後にお伝えします。
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黒染め(ダークブラウンなどの濃いカラーも同様)と、地毛の黒髪は、
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別物です。
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何とかするので、魔が差して黒染めをしてしまった場合、しちゃったけどカラーを変えたい場合、もしくは黒染めをしようと考えてる場合は、全部事前にカラーリストにお任せ下さい。
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はい、終わり〜(^^)
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