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2017-08-04
「ベージュを作るときに気をつけてること」〜カラーリストマコッティの毎日ブログ#220〜
TONI&GUY神宮前サロンカラーリストの岩屋です。( @makoto_tgjp )
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どんな人間かは コチラのプロフィール記事 をご覧下さい。
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今日は人種性別問わず大人気の「ベージュ」について。
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みんな大好きベージュ。
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ベージュと言っても、その色も呼び方も無限にありますね。
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「ミルクティ」とかのオーダーもめちゃめちゃ多いですよね。
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人によって色の捉え方も見えかたも様々なので、
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これがベージュだ!っていう定義も僕には話せませんが、
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大方、日本人のヘアから作る場合はブリーチ必須なケースが多いんじゃないかと思います。
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最近は化学の進歩により、ブリーチしなくても出せちゃうなんてことも可能になっちゃってるみたいですが、、、
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今回は僕の日常にある”ブリーチ後“に作るベージュについて。
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僕の中でも、綺麗なベージュって永遠のテーマだったりします。
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なんか常にもっときれいなベージュないかなぁと試行錯誤を続けてる感覚です。
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その時その時で自分の中でもブームなベージュも違ったりしますが笑
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そんなきれいなベージュを追い求める中で、
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撮影の仕込みなどのサロンワーク外で色々試してる時に、幾度となくうまくいかなかったケースというか、
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「あ、これは気をつけなきゃいかんな」
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というポイントがあります。
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まぁ極論お客様が感動するベージュを作れれば配合やプロセスなんかは全然問題ないんですが、
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僕の場合、
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ブリーチ後にベージュを作る時、どうも上手くいかないなぁっていう決定的な理由があると思ってます。
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「寒色系のカラー剤でベージュを作ろうとしてしまう」
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のです。
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どういうことか。
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ブリーチでしっかり赤味黄色味を抜いたベースに対して、
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日本の薬剤の寒色系は、
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そのハイテクノロジーにより、
そもそも”青味“が配合されているケースがほとんど。
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“ナチュラルブラウン“と名付けられてる薬剤単品でさえ、日本のカラー剤は青みが含まれてるケースもあります。
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これは、
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アジア人特有の”赤味“をその薬剤単品で抑える処方になっているからです。
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そう、赤味ありきで作られている。
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ということは、
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赤味や黄味が既にないベースに対してこの寒色系を乗せてしまうと、
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“青“が勝ってしまうんです。(濁る)
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そこできれいなミルクティのような濁りのない柔らかいベージュを作るために必要なものは、
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レベル(明度)をコントロールするブラウンベースの薬剤と、
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“オレンジ”
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だったりします。
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カラーをする前の状態によっては、
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あえてオレンジをベースに残す場合、寒色系単品を乗せてもちょうどよくなるケースもあるかと思います。
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これ以上話すとマニアックな美容師向けの記事になってしまうので、この辺で終わりますが、
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“柔らかさ“を出すためには、
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日本人に邪魔者扱いされがちな”赤味“を味方につけるのも手の1つなのかなぁと思ってます。
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ちゃんちゃん。
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はい、終わり〜(^^)
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