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2017-01-11

スタッフブログ, 原宿サロンよりお知らせ

数あるヘアサロンの中からTONI&GUYを選ぶには時間はかからなかった。

さぁ、ついに明確になった美容師という人生の選択。

小学校編→亡き祖母にカットしてあげたかった。

中学校編→そこは、窓からイスや机が降ってくるクローズのような学校だった。

高校編→この事実を何故かスタッフやお客様は絶対信じてくれない。

今回は、専門学校編。

一応大学という道もあるかもしれないということで、塾と家庭教師をやっていた中込だったが、どーせ美容師になるんだしという気持ちが強く、(家庭教師の方は先生がエロかったのもあるが)勉強に身が入らなかった。

専門学校は色々回ったが、少人数制で生徒と先生の距離が近いのがウリの渋谷にある住田美容専門学校という学校に決めた。

同じ夢を持った人の集まり。

高校よりも、より一層個性的な人間の集まりにこいつらヤベーと思いつつも、バカはやるけど、中学や高校のバカさに比べたらやはり大人になったなと思うこともあった。

僕はあまり学校内では目立つ方ではなかったので、TONI&GUYに入れたこと、入社して12年経つこと、クリエイティブな仕事に興味があったこと、こんなブログを書いていることなど、当時の同期や先生方はとても驚いていると思う。

当時は、洋服こそガチャガチャだったが、自己主張するタイプの人間ではなかった。

でも、そんな僕にも友ができた。(小、中、高と同じくだり)

高校編でクラス内に自分と同じ匂いのする仲間探しで、それが友達となり、島ができるっていう話をしたが、


専門までくるとさすがにもういっぱしの考えは1人1人持っているので、同じ匂いの友達探しという感覚ではなく、好きか嫌いかはあるが、1人の人間としてこの人はこういう人っていう判断のもとコミュニケーションがとれる。

いろんな考え方に共感できた。

正確に言えば共感できるようになった。

昔であれば自分と違う意見に対して、なんで?しか考えられなかったが、この時には、なるほど!そういうのもありだね。に脳がシフトできていた。

そんな専門ライフ。毎日渋谷に通う楽しみと辛さも味わった。

また満員電車かぁ。

とにかく朝の通勤ラッシュ時にウィッグや、メイクボックス、教科書にロッドケースなどなど、でっかいバックに全部詰め込み、おじいちゃんみたいに担いで持って乗っていた。

その為、何回か荷物だけ駅に降りてしまったり、サラリーマンさんやOLさんをコケさせてしまったりとかなり迷惑だった。

そんな荷物の量にも関わらず、夕方から渋谷付近で遊んでいたので、よくやっていたなぁと今でも思う。

美容専門学校についてよくお客様に言われるのだが、専門学校のメインの目的は、技術を身につけることではない。

授業は、主に国家試験に受かる為のカリキュラムになっている。

国家試験に合格すること!これが、各専門学校のミッションである。

中には、コンテストが強い学校、サロンにコネクションがたくさんある学校、すぐに戦力として活躍できるように学生中にある程度教えてもらえる学校など、色々な特徴を持った学校があるが、住田美容専門学校は、固定概念にとらわれない流動的な情報量の多さが特徴だろう。

簡単に言うと『時代に合った取り組みをしている為、古くない。少人数制で、1人1人に合った取り組みをしている為、個に合った美容師が誕生する。』

美容師というのは、良い悪いはお客様が決める。

都内の有名サロンで働く美容師、地方サロンで働く美容師、地域密着サロンで働く美容師、海外で働く日本人美容師、いろんな美容師がいるが、どこに行けば正解とかはない。

さらには、サロンワーカーがいて、セッションワーカーがいて、サロンの重鎮がいて、ニューカマーがいる。

48万人いる美容師の中で誰が自分的に1番かは、1人1人のお客様が決める。

サロンワークで売上の高い人はお客様1人1人とコミュニケーションがとれ、接客、技術がお客様1人1人の価値観に合っている、全てにおいて、うまく汲み取れている人が多い。

セッションワークで仕事が入ってくる人も、クライアントの要望をテクニックとコミュニケーションで、その時々で、汲み取り、支持を得ている人が多い。

つまりは、どれだけの視野で色んなものをみてきたか、そして、そのみてきたものを1人1人に対してちゃんと適切にパフォーマンスできるか。

流動的な感性と1人1人に合った価値観。

母校の持ち上げになってしまうが、まさに住田美容専門学校は、自分次第で、美容師にとても必要なことが、学生の内に身につく学校。

長くなってしまった・・・。

卒業式、やはり小、中、高とは違い、同じ夢を持った連中の集まりだったので、卒業というよりかは、これから一人前の美容師になるのかという「覚悟」の儀式みたいに感じた。

涙は自然と流れたが、それと同時にわくわくと不安の波が津波級で襲ってきたのを覚えている。

学校で学んだ、流動的な感性、1人1人に合った技術と接客、そして、自分のビジョン。

毎年コレクションを発表して常に世界のトレンドを追っている流動的な感性、1人1人に合わせたトータルビューティーの哲学、クリエイティブなセッションワーク。

数あるヘアサロンの中からTONI&GUYを選ぶには時間はかからなかった。

 
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