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2016-12-23

スタッフブログ, 原宿サロンよりお知らせ

・・・もう・・・頑張る・・・をやめよう・・・。

『もっと頑張れよ!』
『頑張らないとだめだよ!』

『頑張ってねぇ。』

『よし、頑張ろう!』

美容師だけではなく、誰しもが使ったことあるフレーズ。

よく海外のお客様と会話する際にも突っ込まれる言葉だ。

この『頑張る』という決まったフレーズは、英語にはない。

というよりは、英語では会話次第で数えきれないほどの様々な言い方があると言った方が正解かもしれない。

その中のどの表現を使って言われたのかによってもまた違う応答の仕方がある。

この言葉は、日本特有の文化言葉だ。

そもそも「頑張る」という言葉は、「我を張る」という言葉が転じて生まれたもので、本来、自分を押し通すというあまりよくない意味で使われていた言葉なのは、知っているだろうか?

私は知らんかった。

この『頑張る』の反対語が『怠ける』ではないことは知っているだろうか?

いや、私は知らんかった。

『頑張る』の反対語は、

『感謝する』だ。

そうであったか、私は知らんかった。

「感謝」は目の前にあることを認めること。ここまでやった自分を認め、自分に感謝すること。らしい。

その逆で「頑張る」というのは目の前にあることを認めないということ。

例えば、冒頭の『よし、頑張ろう』というフレーズ。

これは、ポジティブに考えれば前回記事のシュワちゃんの名言、

『筋肉がノーと叫んだら私はイエスと答える』

となるが、

違う解釈もあり、

「つらい」「疲れた」・・・そういった気持ちや状況を認めずに、先を見て頑張ろうということにもなる。

美容師で言うならば自分自身への上手くなりたい欲求が強い、自分しかできない仕事への追求をする、自分のキャパの容量がでかい人、は、先を見ても問題はない。その人たちの先には希望や夢があるからだ。

しかし、毎日に追われ、行動に責任感がなく、なんで自分ばっかりと自分の為と思ってやってない人は、自分をアップデートせず、キャパも小さく、当然のことながら夢も希望もない。そう言う人に限って我を通し、目の前のことを認めず、裏で愚痴る。

また人に対して使う時は、注意しなければならない。

例えば、冒頭の、

『もっと頑張れよ!』

『頑張らないとだめだよ!』

『頑張ってねぇ。』

人に対して使うときには「あなただけが頑張って!でも私は付き合わないわ」とでも言っているような、突き放した感じがする。言葉に愛がない。

柳家花緑(やなぎやかろく)さんの御言葉。

「頑張る」の反対語は「怠ける」と知らず知らずのうちに頭にインプットされているから、「怠けちゃいけない。頑張らなきゃ」となってしまう。

これがそもそもよくない思い込みである。

私のように、真面目ではない人間には効かぬ。

が、真面目で頑張り屋さんと言われてる人には実は辛い言葉なのでは。と感じた。

頑張り屋さんに『頑張り屋さん』と名付けた人は、褒め言葉だと思って言ったのだと思うが、頑張り屋さんと言われてる人は頑張り屋さんと言う言葉自体、褒め言葉だと思っていないかもしれない。

最後に。

SMAP 『頑張りましょう』

Hey Hey Hey Girl

どんな時も くじけずにがんばりましょう

Hey Hey Hey Boy

かっこわるい 朝だってがんばりましょう

Hey Hey Hey Girl

仕事だから とりあえずがんばりましょう

Hey Hey Hey Boy

かっこわるい 毎日をがんばりましょう

解散して欲しくないけど、もう頑張らなくていいんですよ。感謝してます。でもサプライズを密かに期待しています。

終わり

 
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