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2016-07-09

スタッフブログ, 青山サロンよりお知らせ, 髪のQ&A

『市販とサロンのカラー剤どう違うんですか?』に答えます!

おはようございます。
トニガイ青山店テクニカルディレクターの古姓直樹です!

かなり久しぶりにブログを書きます。
今回は、

カラー剤が髪の毛に与える影響とは?

です!
『美容室のカラー剤は市販のカラーより痛まない』

『市販のカラーも最近は痛まなくなった』

等、様々な憶測の中で

『なんとなくそうかもしれない』と思われる事を

少し詳しく皆様にご紹介致します!
今日ご紹介するのは

『美容室のカラーと市販のカラーの大きな違い』
についてです。

大きな違いは

アルカリの強さにあると思います。
相対的に見て、

美容室で使用するカラー剤はアルカリが弱く、

市販のカラー剤はアルカリが強い傾向が見られます。

アルカリが強いと、

何が良くて何が悪いかを簡単に説明します!
《良い点》

  • 染まりが早い
  • 色が落ちにくい
  • 多少塗の塗りムラでも綺麗に染まる

《悪い点》

  • キューティクルの劣化
  • 後から色を変えられない
  • カラー剤の匂いが2週間程残る
  • 髪の毛が細くなる硬くなる 

カラーをするだけでも、様々な違いがあるんですね〜
なぜ、そんなに違いが出るのか?
髪の毛はキューティクルで包まれています!


キューティクルがカラー剤の入口になっていて、

カラー剤を入れる時にそのキューティクルを開いて入れます。
その入り口となるキューティクルを開く時に必要なのがアルカリ剤になります。
市販のカラー剤は、

簡単にどんな髪質でも染まる様に、

色素の大きさが大きい為、

入口を大きく開く為強いアルカリが必要なんです!

その時に生じる反応が、

髪の毛にはとても負担になってしまうのです。


仕上がりのイメージとしては

髪の毛をビニール袋として、石ころが色素とします

そのビニール袋に石ころを詰めた感じの仕上がり

が、市販のカラー剤のイメージと思っていただくと良いかと思います。

隙間がありツヤが出づらいのと、

硬くゴツゴツした質感になりますね、、、

対して

美容室のカラー剤の色素は

細かい砂の様にとても小さい色素で 

キューティクルをあまり開かずに入れられます。

中には、最初は気体の状態で化学反応で基発させて、

中のタンパク質に結びついて色素になるカラー剤もあります。

キューティクルを開かずに入れられる弱いカラー剤もあります!

ビニール袋に細かい砂を敷き詰めたイメージです。
隙間なくツヤが出やすいのと、

とてもソフトな質感になります。


《結果》

早さ=市販のカラー剤


クオリティ=美容室

と考えます。
カラーの事になると

ついつい熱が入り、

長くなりすぎてしまいましたので

今日はこの辺で終わります!f^_^;)

続きはまた、書かせていただきます。

それでは皆様に素敵な夏が訪れます様に!

古姓 直樹

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